2022.02.22
ゴキブリの赤ちゃんは危険?大量発生を阻止するための予防策を紹介
ゴキブリの赤ちゃんは米粒のような見た目をしており、成虫ほどの気持ち悪さはありません。しかし、赤ちゃんは数ヶ月で成虫になるので、早い段階で駆除しておく必要があります。
そこで本記事では、ゴキブリの赤ちゃんの駆除方法をご紹介します。ゴキブリの赤ちゃんを見つけた際は基本的には成虫も潜んでいますので、不安があれば害虫駆除業者にご相談ください。
ゴキブリの赤ちゃんには違いがある?
一口にゴキブリの赤ちゃんといっても、ゴキブリの種類によって赤ちゃんの大きさや見た目は異なります。
そこで、ここでは日本で多く見られるクロゴキブリやチャバネゴキブリ、ワモンゴキブリの赤ちゃんの特徴をご紹介します。
クロゴキブリ
クロゴキブリとは、日本全国に分布する家に出やすいゴキブリです。クロゴキブリの赤ちゃんは4mm程度の大きさで、黒っぽい見た目をしています。ただし、生まれたては白くて米粒のように見えるので、ゴキブリの赤ちゃんだと気づかれずに成長していくことが多くあります。
そんなクロゴキブリの赤ちゃんは人目につかない場所に潜み、集団で生活しています。なお、クロゴキブリの赤ちゃんはおおよそ8~12ヶ月ほどで成虫になります。
クロゴキブリの大きさ |
特徴 |
4mm程度 |
・生まれてすぐは白い米粒のような見た目 |
チャバネゴキブリ
飲食店に出没するチャバネゴキブリは、薄茶色をしています。しかし、生まれたては白い米粒のような見た目をしており、脱皮を繰り返すごとにだんだんと茶色くなっていきます。
チャバネゴキブリの赤ちゃんは特定の色を持たず、茶色や黒色の体に黄色のマダラ模様が入った固体もいれば、白い体に茶色のマダラ模様が入った個体もいます。なお、チャバネゴキブリの赤ちゃんが成虫になるまでに要する期間は、おおよそ2~3ヶ月程度です。
チャバネゴキブリの大きさ |
特徴 |
3~10mm程度 |
・生まれてすぐは白い米粒のような見た目 |
ワモンゴキブリ
ワモンゴキブリとは、屋内に出没するゴキブリの中で最も大きなゴキブリです。元々は沖縄や九州など温暖な気候の地域に生息していましたが、暖房機器の発達によって日本全国で見られるようになりました。
そんなワモンゴキブリの赤ちゃんは、茶色の体に黄色い模様があります。なお、ワモンゴキブリは12ヶ月ほどかけて成虫へと成長します。
ワモンゴキブリの大きさ |
特徴 |
数mm程度 |
・茶色の体に黄色い模様がある |
赤ちゃんゴキブリが成長するまで
ゴキブリの赤ちゃんは数ヶ月かけて成虫になりますが、そもそもどこで産まれてどのように成長していくのでしょうか?
ここでは、赤ちゃんゴキブリが成虫へと成長する過程をご紹介します。
ゴキブリの産卵場所
寒さを嫌うゴキブリは、暖かく湿気のある場所に卵を産みます。例えば、タンスの中やキッチンの戸棚の裏など、人の目や手が届きにくい高温多湿の環境は産卵に最適です。
以下にゴキブリの主な産卵場所を3つ挙げたので、要注意ポイントとして覚えておきましょう。
・大型家電の周り
・段ボールや新聞紙の隙間
・植木鉢やプランターの受け皿
産卵は大量発生の前兆
種類によりますが、ゴキブリは1回につき10匹以上の卵を産みます。つまりゴキブリの赤ちゃんを1匹見つけた場合、付近には多くの赤ちゃんゴキブリが潜んでいるということです。
そして、ゴキブリは産卵時期に約10回の産卵を繰り返します。家に現れるクロゴキブリの産卵時期は7~10月なので、その間に赤ちゃんゴキブリの母親を駆除できなければ、その後ゴキブリが大量発生する恐れがあります。
ゴキブリは脱皮を繰り返し成長している
ゴキブリは脱皮を繰り返し行い、だんだんと成虫の姿になります。具体的にいうと、クロゴキブリは8~9回、チャバネゴキブリは5~6回、ワモンゴキブリは11回ほど脱皮をし、成虫へと成長します。
ちなみにゴキブリは脱皮した後の殻を自分で食べるため、殻からゴキブリの所在を確認することはできません。
ゴキブリの赤ちゃんの駆除方法
ゴキブリの赤ちゃんは、成虫を駆除する際に使用する殺虫アイテムで駆除できます。ここで紹介する殺虫アイテムで確実に駆除し、心休まる日常を取り戻しましょう。
燻煙剤
燻煙剤とは、害虫が嫌う成分が含まれた煙を空間に充満させ、害虫を駆除するアイテムです。燻煙剤といえばバルサンが有名ですが、その他にもゴキブリ・ノミ・ダニ駆除に特化した燻煙剤は複数販売されています。
燻煙剤の特長は、ゴキブリの赤ちゃんがどこに潜んでいるか分からなくても、煙が届く範囲であれば駆除できることです。また、赤ちゃんゴキブリだけでなく成虫も駆除できるので、効率のよい駆除方法といえます。
ただし燻煙剤を使用する場合は、電子機器が故障しないようにビニールシートをかけたり、部屋の外に運び出したりする必要があります。さらに燻煙剤を焚いているときは、部屋に入ることはできません。
ホウ酸団子
ホウ酸団子とは、ゴキブリの好物であるタマネギや小麦にホウ酸を混ぜた毒エサです。ホウ酸団子を食べたゴキブリは、いずれ脱水症状を起こして死滅します。
ホウ酸団子の特長は、ゴキブリの死骸を処理しなくて済むことです。ホウ酸団子は遅効性の毒エサなので、その場で死ぬことはありません。また、ホウ酸団子を食べたゴキブリが巣に帰って死滅すると、その死骸を食べたゴキブリも死滅するため巣ごと駆除できます。
ホウ酸団子はドラッグストアやオンラインサイトで販売されていますが、意外と簡単に作れます。こちらの材料と作り方を参考に、ホウ酸団子を作ってみましょう。
【ホウ酸団子の材料】
・ホウ酸 100g
・小麦粉(強力粉でも可)60g
・タマネギ(すり潰したジャガイモでも可)80g
・砂糖 小さじ3
・牛乳 少量
・水 適量
【ホウ酸団子の作り方】
1.すべての材料を混ぜ合わせ、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねる。
2.直径2~3cmの大きさに丸める。
3.丸めた団子を1週間ほど天日干しし、乾燥させたら完成。
上記の材料と作り方で約15個のホウ酸団子が作れます。ただし、素手で混ぜると肌荒れの可能性もあるため、ホウ酸団子を作る際は必ずゴム手袋を着用してください。
ホウ酸団子はゴキブリが発生しやすい高温多湿の環境や、ゴキブリの侵入口となる玄関や窓際に設置してください。なお、小さな子どもやペットがいる家庭は誤ってホウ酸団子を口に入れることのないように、細心の注意を払いましょう。
スプレータイプの殺虫剤
成虫のゴキブリを駆除する際に使用するスプレータイプの殺虫剤は、ゴキブリの赤ちゃんにも効果的です。スプレータイプの殺虫剤はその場でゴキブリを駆除できるうえに、狭い隙間にも噴射できるのが特長です。
ただし、ゴキブリの赤ちゃんが何匹もいる場合はすべてを駆除できないため、効果的とはいえません。
まとめ
ゴキブリの赤ちゃんは、成虫と同じ方法で駆除できます。しかし、殺虫アイテムによっては準備に手間がかかったり、他の赤ちゃんゴキブリを逃したりする可能性があります。
そのうえ、ゴキブリの赤ちゃんがいるということはゴキブリが大量発生する恐れがあるので、家でゴキブリの赤ちゃんを見かけた場合は専門業者に頼んで駆除してもらうことをおすすめします。
害虫・害獣駆除を承る大帝リビングは、“どこよりも速く安く!”をモットーに確実にゴキブリを駆除します。また今後ゴキブリが発生しないように、丁寧かつ迅速な作業を心がけています。ゴキブリの赤ちゃんの駆除にお悩みの方は、ぜひ大帝リビングにご相談ください。
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