お役立ち情報

2022.02.03

コウモリを寄せ付けない方法とは?効果的な対策をご紹介!

本記事では、コウモリを寄せ付けない3つの方法をご紹介します。家に住み着くイエコウモリは集団行動をする習性があるため、1匹見かけたら注意が必要です。そのまま放っておくと繁殖時期を迎え、どんどん増えていく可能性があります。

ここで紹介する3つの方法を参考に、コウモリを寄せ付けない方法を学びましょう。

コウモリは家のどこに住み着くの?

家の近くでコウモリを見かけた場合、家にコウモリが住み着いている可能性があります。コウモリは夜行性であるうえに、人に見つかりにくい場所を好んで住み着くため、コウモリが家のどこに住み着いているか確認するのは簡単なことではありません。

そこで、ここでは家に住み着くコウモリの種類や特徴をはじめ、コウモリが好んで住み着く場所をご紹介します。

家に住み着くのはイエコウモリ(アブラコウモリ)

コウモリの種類は非常に多く、世界中で約980種類近くのコウモリが存在します。その中でも日本に生息するコウモリは約30種類で、最も多く目にするのは家に住み着く「イエコウモリ(アブラコウモリ)」です。

イエコウモリは日本に生息するコウモリの中で唯一、家を住処にしています。そのため家に住み着いたコウモリを見つけた場合は、イエコウモリと判断してよいでしょう。

イエコウモリの特徴

イエコウモリは数あるコウモリの中でもとくに小さく、体長は4~6cmほどしかありません。以下にイエコウモリの特徴をまとめたので、ここで確認しておきましょう。

大きさ

・体長4~6cm(羽を広げると約20cm)
・体重10g

体の色

・黒い褐色または茶色
・腹部は灰褐色

鳴き声

「チッチッチッ」「キッキッキッ」

習性

・夜行性
・小さな昆虫類を捕食する
・11~3月頃まで冬眠する(都市部では冬眠せずに越冬するコウモリも存在する)

フン

・5~10mm
・黒色または茶色
・パサパサとして崩れやすい
・細長くよじれている

好む場所

イエコウモリは建物の多い市街地を中心に生息します。中でも天井裏やビルの非常口の裏など、狭くて暗い場所を好んで住み着きます。

イエコウモリの住処に適した環境として挙げられるのは、以下の7つのポイントです。

・狭い
・薄暗い
・暖かい
・風雨を凌げる
・ぶら下がる物がある
・人の出入りが少ない
・食料(昆虫類)を確保しやすい

コウモリを寄せ付けないためには

天井裏や軒下、換気口などに住み着いたコウモリを駆除するのは、簡単なことではありません。そのためコウモリが家に住み着いてしまう前に、コウモリを寄せ付けない家づくりをしておく必要があります。

そこで、ここからは家にコウモリを寄せ付けない3つの方法をご紹介します。どれもすぐに実践できる方法なので、ぜひ試してみてください。

コウモリに効く忌避剤(きひざい)を使用する

コウモリを家に寄せ付けないようにするには、コウモリが嫌うニオイを放つ「忌避剤(きひざい)」を活用するのがおすすめです。忌避剤とは、害獣が嫌がる匂いや成分を放つ薬剤のことで、中にはコウモリ退治に特化した商品も販売されています。

忌避剤には燻煙タイプや固形タイプなどさまざまな種類がありますが、スプレータイプであればコウモリが好んで住み着く狭い空間にも噴霧できます。また、コウモリはハッカの香りが苦手なので、ハッカ油を忌避剤の代用品として使用しても構いません。

ただし、忌避剤は長期間効果が持続することはないうえに、次第にニオイに慣れてくるコウモリも出てくるので、完全な対策とは言えないでしょう。そのためコウモリの侵入を防ぐには、侵入口となる隙間を塞いでおくことも大切です。

防犯用LEDライト

コウモリは夜行性なので、明るい光を苦手とします。コウモリの侵入経路に防犯用LEDライトや害獣撃退用ライトを設置すれば、コウモリが寄り付きにくくなるでしょう。

ただし、ここで注意してもらいたいのは、設置するライトの種類です。明るい光といっても、蛍光灯を設置すると昆虫が寄ってきてしまい、昆虫を捕食するコウモリまで寄ってきてしまいます。せっかく設置したライトが逆効果にならないように、必ずLEDライトまたは害獣撃退用ライトを選びましょう。

侵入経路を塞ぐ

忌避剤やLEDライトを活用し、どれだけ工夫したとしても侵入経路を塞がないことには、コウモリによる被害を防ぐことはできません。侵入口となりそうな場所があれば、金網(パンチングメタル)・シーリング材・補修用パテなどで完璧に塞ぎましょう。

とはいえ、コウモリは羽をたたむと1〜2cmのわずかな隙間から家に侵入できます。そんな小さな隙間を塞いでいく作業は手間がかかるうえに難しいので、お困りの方は専門業者に依頼するのがベストでしょう。

コウモリによる被害

ここまでコウモリを寄せ付けない方法を紹介してきましたが、それはコウモリによる被害を防ぐためです。コウモリによる被害は甚大で、人や家屋にあらゆる悪影響を及ぼします。

ここでは、コウモリによるとくに困った被害を4つご紹介します。

騒音

コウモリは夜行性のため、夕方や夜から早朝にかけて活発に活動します。コウモリ1匹の羽音や鳴き声は小さくても、数が多くなるほど「バサバサ」「キッキッキッ」という音は大きくなり、睡眠を妨げるほどの騒音となることもあります。

とくに、コウモリが危険を察知した時に発する「チッチッチッ」「キッキッキッ」という鳴き声は、非常に甲高く不快感があります。こうしたコウモリの不快な音に悩まされ、ストレスを感じたり、睡眠不足になったりする人も少なくありません。

ダニやノミの発生

コウモリの体には、大量のダニやノミが寄生しています。そのダニやノミは家の柱をつたって住空間に侵入し、人やペットに悪影響を及ぼします。

ダニやノミの被害は単なる虫刺されだと勘違いされることもありますが、ダニやノミに刺されると非常に強い痒みが生じます。また、痒みは3日〜1週間ほど続くという特徴もあります。

フン害

イエコウモリは体長4~6cm、体重10gと非常に小さな害獣でありながら、一晩で数百匹もの昆虫類を捕食します。そして、軽い体重を保つために大量のフンをします。数十匹のコウモリの大量のフンが溜まれば、強烈な臭いが発生するだけでなく、コウモリのフンをエサとする新たな害獣が住み着く可能性も出てきます。

また、コウモリにはダニやノミが寄生していると説明しましたが、じつはフンにもさまざまな寄生虫が潜んでいます。そのためフンに触れたり、空気中に漂うフンの粉を吸い込んだりすると、喘息やアレルギーを引き起こすことがあるので注意が必要です。

ちなみに海外では、コウモリのフンからヒストプラズマ症や狂犬病、アルボウイルス感染症などの病気を発症した例も報告されています。

建物の老朽化

イエコウモリの大量のフンや尿は天井にシミを作ったり、柱を腐らせたりすることがあります。またフン尿の湿気で天井が腐ると、最悪の場合は天井が抜け落ちてしまうこともあります。

コウモリのフン尿によって家屋に被害が及ぶと、修繕費や清掃費などの高額な費用が必要になります。またフンによるシミや腐食が見られた場合、住宅の資産価値が下がる可能性もあるんので注意が必要です。

まとめ

家に住み着くコウモリは「イエコウモリ(アブラコウモリ)」といい、数十匹の集団で行動する習性があります。そのため家にコウモリが住み着いてしまうと、騒音やフン害に悩まされることになるかもしれません。コウモリによる被害を防止するためにも、さっそくコウモリを寄せ付けないように対策をはじめましょう。

ただし、すでにコウモリが家に住み着いている場合や、自身で侵入経路を塞げない場合は専門業者に依頼するのがベストです。専門業者であればコウモリの退治・駆除はもちろん、フン尿の始末や再発防止も任せられます。

コウモリの被害にお悩みの方は、ぜひ大帝リビングにご相談ください。大帝リビングは業界最安価格で害獣駆除を承ります。また、コウモリのフン尿によって傷んだ家屋のリフォームも可能です。