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2021.12.28

アライグマのフンの見分け方とは?正しい処理方法と予防法も解説

アライグマのフンには、アライグマ回虫という寄生虫が潜んでいることがあります。この寄生虫が人間の体に入ってしまうと、脳神経障害や失明などの重篤な健康被害を引き起こすことがあるので注意が必要です。

そこで本記事では、アライグマ回虫をはじめとする寄生虫や病原菌から身を守りながら、アライグマのフンを処理する方法をご紹介します。

アライグマのフンの特徴

アライグマのフンは、ハクビシンのフンと同じくらいの大きさです。しかし、果物を好んで食べるハクビシンのフンには種子が多く混ざっているのに対し、アライグマのフンには種子だけでなく、動物の骨や昆虫の羽などさまざまな物が混ざっています。

以下にアライグマのフンの特徴をまとめたので、アライグマのフンらしきものを見かけた方はチェックしてみてください。

フンの大きさ

・直径2~3cm
・長さ5~18cm

食べる物によって変化する

特徴

種子や動物の骨、昆虫の羽などが混ざっている

アライグマがフンする場所

アライグマはベランダや庭、道路沿いなどの目立つ場所にフンをすることが多いです。また、アライグマには1ヶ所にフンをする「ため糞」という習性があるので、屋根裏に住み着いたアライグマは屋根裏の1ヶ所に集中的にフンをします。

アライグマのフンによる被害

アライグマのフンにはさまざまな寄生虫や病原菌が潜んでおり、人間の体やペットに健康被害をもたらします。また、アライグマのフンや尿が原因で住宅が傷んでしまうと、住宅の資産価値が下がる可能性もあります。

ここでは、アライグマのフンによる2つの被害をご紹介します。

健康被害

アライグマのフンに潜む寄生虫や病原菌の中には、人体に甚大な被害を及ぼす寄生虫もいます。例えば、アライグマの小腸に寄生する「アライグマ回虫」が人間の体に入ってしまうと、脳神経障害を引き起こしたり、失明したりする可能性があるので要注意です。

アライグマ回虫による神経幼虫移行症や眼幼虫移行症に特効薬はなく、治療法は確立されていません。現時点で日本での感染例は報告されていませんが、アメリカでは感染例や死亡例が報告されています。

住宅への被害

アライグマには常に1ヶ所にフンをするため糞の習性があるので、アライグマが屋根裏に住み着いてしまえば天井にシミができたり、強い悪臭を放ったりすることがあります。そのまま天井の腐食が進むと、最悪の場合は天井が抜け落ちる可能性もあるので注意が必要です。

このようにアライグマのフンの被害が住宅に及ぶと、住宅の資産価値が下がってしまいます。資産価値が下がると査定額や売却価格が下がるので、住宅の売却を考えたときに思うような価格で売れなくなる可能性があります。

アライグマのフンの処分方法

アライグマのフンには、アライグマ回虫をはじめとする寄生虫や病原菌が潜んでいる場合があります。そのためアライグマのフンを素手で触ったり、殺菌・消毒せずに放置したりしてはいけません。

そこで、ここからはアライグマのフンの処分方法を3ステップで解説します。自分でアライグマのフンを処理しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1. 必要なアイテムを用意する

アライグマのフンを処分する際は、素手で触ってしまうことのないように必ずゴム手袋を着用しましょう。また寄生虫や病原菌を吸い込むのを防ぐために、マスクの着用も忘れてはいけません。

以下にアライグマのフンを処分するときに準備すべきアイテムをまとめたので、表を見ながら必要なアイテムを用意しましょう。

名称

費用

特徴

マスク

1,500~3000円

病原菌を吸い込むのを防ぐ

ゴーグル

500~1,000円

病原菌から目を守る

ゴム手袋

2,000~3,500円

病原菌が手に付着するのを防ぐ

使い捨ての服

数千円

掃除中に病原菌が服に付着する可能性があるから

髪ゴム

※髪の長い方

数百円

髪をまとめることで病原菌が髪に付着するのを防ぐ

帽子

1,000~2,000円

・病原菌が髪に付着するのを防ぐ
・狭い場所で作業する際に頭を守る

殺菌スプレー

1,000~1,500円

次亜塩素酸ナトリウム系の殺菌力の高いスプレー

ほうき

数百円~2,000円

フンを1ヶ所に集める

ちりとり

数百円~2,000円

集めたフンをゴミ袋に入れる

ゴミ袋

数百円

集めたフンを入れる

雑巾

数百円

フンがあった場所を拭く

2. フンを集めて処分する

使い捨ての服を着用し、マスク・ゴーグル・ゴム手袋・帽子を身に着けたら、さっそくアライグマのフン掃除に取り掛かります。アライグマのフンは掃除機で集めるのでなく、必ず使い捨てのほうきとちりとりで集めてください。

掃除機を使ってはいけない理由は、掃除機でフンを吸い込んでしまうと、アライグマのフンに潜んでいる寄生虫や病原菌まで吸い込んでしまうためです。そうなると掃除機が汚染されてしまい、掃除機が使えなくなってしまいます。

さらに掃除機でフンを吸い込むと、掃除機の排気と一緒に寄生中や病原菌まで排出されます。こうなると部屋中が汚染されてしまい、大掛かりな殺菌・消毒が必要になるので要注意です。

3. 殺菌・消毒して侵入経路をふさぐ

アライグマのフンを集めてゴミ袋に入れたら、殺菌・消毒作業に移りましょう。フンがあった場所に「次亜塩素酸ナトリウム」や「エタノール」などの殺菌力の高い薬剤を吹きかけ、雑巾で徹底的に拭き取ってください。なお、殺菌スプレーが用意できなかった場合は漂白剤を薄めたものでも代用できます。

アライグマのフンがあった場所の殺菌・消毒を終えたら、再発を防ぐためにアライグマの侵入経路をふさぎます。アライグマは10cm以下の隙間があれば侵入できるので、換気扇や床下の通気口などには網目の細かい金網を設置して、風を通す必要のない隙間は補修用パテで完全にふさぎましょう。

アライグマのフンを予防する方法

アライグマのフンを適切に処分できたとしても、住宅にアライグマが住み着いていたり、侵入経路をしっかりと遮断できていなかったりすると、再びアライグマが住みついてしまいます。

そこで、ここではアライグマのフンを予防する方法を4つご紹介します。どれも今すぐできる方法なので、アライグマのフンにお悩みの方はぜひ試してみてください。

害獣対策グッズを活用する

住宅にアライグマを寄せつけないような工夫をすれば、必然的にアライグマのフンを予防できます。例えば、アライグマが住み着いている場所や侵入経路にアライグマが苦手とするニオイを放つ「忌避剤」を設置しておけば、アライグマは寄りつかなくなります。

また、アライグマが苦手とするニオイの煙を噴出する「燻煙剤」や、木炭や竹炭を焼いたときに発生する水蒸気を冷やして液体にした「木酢液」の使用もおすすめです。さらにアライグマが嫌う超音波を発生させる「超音波発生装置」を設置して、アライグマにとって不快な環境を作ることも大切です。

エサとなるものを撤去する

雑食のアライグマは、果物や野菜はもちろん魚介類や昆虫類も食べます。そのため家庭菜園をしている方は、野菜や果物を収穫せずそのまま放置するのはおすすめできません。野菜はこまめに収穫し、落ちた実があれば拾うなど、アライグマのエサとなるものをなくしましょう。

また、アライグマは生ゴミを漁ったり、ペットフードの袋を破って食べたりすることもあります。これを防ぐには、フタ付きのゴミ箱やフードストッカーを使用するのが有効です。

侵入経路を遮断する

学習能力が高く、手先が器用なアライグマは換気扇や床下の通気口、戸袋などさまざまな場所から住宅に侵入します。アライグマは体長40~60cmほどありますが、10cmほどの隙間があれば簡単に侵入できます。そのため網目の細かい金網や補修パテを活用して、徹底的に侵入経路を遮断することが重要です。

ベランダや住宅に接する木の枝を伐採する

木登りが得意なアライグマは、庭の木や雨どいから屋根裏に侵入します。そのため屋根裏に続く庭木があれば、枝を切ってベランダや住宅に接するものをなくしましょう。

また、アライグマは雨どいをよじ登って屋根裏に侵入することもあるので、雨どいに「忍び返し」と呼ばれるトゲのある部品を取り付けておくと安心です。

アライグマのフンの調査・駆除・消毒は業者を頼ろう

アライグマのフンの処理は、簡単な作業ではありません。アライグマのフンにはアライグマ回虫をはじめとする寄生虫や病原菌が潜んでいるので、誤った方法でフンの処理を行うと重篤な感染症にかかる可能性があるので注意が必要です。

また、たとえアライグマのフン処理を適切に終えられたとしても、アライグマ自体を退治・駆除しないことには、再びフンの被害に悩むことになるでしょう。

そのため根本的な解決を望むのであれば、アライグマのフンの調査・駆除・消毒は害獣駆除業者を頼るのがベストです。危険を冒してフン処理をするより、安全かつ確実にアライグマとフンを処理できるでしょう。

アライグマを自分で駆除する際のポイントと注意点

アライグマのフンを処分できたとしても、アライグマ自体を駆除しないことには再びフンをされて汚染されてしまいます。しかし、アライグマの駆除には自治体の許可が必要なため無許可で駆除することは出来ません。

ここでは、アライグマを自分で駆除する際のポイントと注意点をご紹介します。

アライグマの駆除方法に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
アライグマを自分で駆除する手順を解説!退治方法や業者に依頼する費用とは

1. 捕獲許可をもらう

アライグマは「鳥獣保護管理法」で守られているため駆除をするには自治体の許可が必要です。もしアライグマを許可なく駆除してしまったら、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性があるので注意しましょう。

詳しく知りたい方は鳥獣保護法について詳しく記述した専用の記事がありますので、そちらでご確認ください。
鳥獣保護法とは?害獣駆除との関係性や対象の鳥獣を解説

捕獲許可の申請方法や必要書類は、自治体によって異なります。まずは市役所のホームページで確認し、詳細については電話で問い合わせましょう。

捕獲したアライグマは自分で処分しなければならない

捕獲したアライグマは原則、捕獲者が処分する必要があります。しかし、凶暴なアライグマの殺処分には危険が伴う上に、害獣とはいえ動物を殺処分するのは胸が痛むという方もいるでしょう。

もしアライグマを自分で処分するのが難しければ、自治体に代行業者を紹介してもらうか、害獣駆除業者に依頼するのがおすすめです。害獣駆除業者であれば、アライグマの駆除や処分だけなく、フンの処分から侵入経路の遮断までトータルでサポートしてもらえます。

まとめ

アライグマのフンには、アライグマ回虫をはじめとする寄生虫や病原菌が潜んでいます。万が一アライグマ回虫が人間の体に入ってしまえば、重篤な健康被害を引き起こすことがあるので注意が必要です。

そんなアライグマのフン処理は、危険な上に手間がかかります。安全かつ確実にフンを処分し、住宅の衛生環境を守るためにも、アライグマのフン処理やアライグマの駆除は害獣駆除業者に依頼するのがおすすめです。

大阪市中央区に本社を構える大帝リビングは、害獣のフン処分や害獣駆除を承っています。ちなみに大帝リビングでは、動物愛護の観点から殺処分ではなく追い出し、侵入防止などの対応を目指しています。

アライグマのフンによる被害にお悩みの方は、ぜひ大帝リビングにご相談ください。