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2022.01.04

ネズミのフンの見分け方とは?種類別の特徴やフン害対策を紹介

ネズミのフンを見つけたら、絶対に素手で触ってはいけません。ネズミはさまざまな病原菌を媒介する害獣なので、フンから感染症にかかる可能性があるからです。

そこで本記事では、ネズミのフンの正しい処分方法を3ステップで解説します。ネズミのフンの特徴もまとめているので、自宅でフンらしきものを見かけた際はぜひ参考にしてください。

ネズミのフンの特徴

一口にネズミといっても、ネズミは全部で1,300種類ほど存在します。
ここでは、数あるネズミの中でも日本でよく見られる「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類のフンの特徴をご紹介します。

ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミのフンの特徴は、以下の通りです。

ネズミの種類

フンの大きさ

特徴

ドブネズミ

1cm~2cm

・太くて丸みがある
・こげ茶色または灰色
・臭いが強い

クマネズミ

6mm~1cm

・細長い
・黒っぽい

ハツカネズミ

4mm~7mm

・先がとがっている
・茶色
・尿の臭いが強い

フンのサイズに関して、最も大きいのがドブネズミです。ドブネズミは肉食なので、そのフンは強烈な悪臭を放ちます。

次にフンが大きいのはクマネズミです。クマネズミのフンは細長く、あちこちに散らばっているという特徴があります。

ハツカネズミのフンは米粒ほどの大きさで、先がとがっているのが特徴です。また、ハツカネズミの尿は刺激臭が強く、尿がかかったフンからも刺激臭がすることがあります。

ネズミがフンする場所

ネズミは水回りやキッチン、床下など、あらゆる場所にフンを落とします。フンをする場所はネズミの種類によって若干の違いがあるので、以下の表でそれぞれ確認しましょう。

ネズミの種類

フンする場所

ドブネズミ

床に落ちている場合が多い
(水回り・床下・ゴミ捨て場など)

クマネズミ

あちこちに散らばっている場合が多い
(屋根裏・配管や下水の近く・棚の上・積み重なったダンボールの上など)

ハツカネズミ

人の目につきやすい広い場所に落ちている場合が多い
(物置・倉庫・ガレージ・物置・積み上げた荷物の上・屋外など)

ドブネズミは高いところに登るのが苦手なので、フンの多くは床に落ちています。中でも水回りを好むドブネズミのフンは、キッチンやトイレ、浴室、洗面所に落ちていることが多いです。

クマネズミは動きながらフンをするので、あちこちにフンが散らばっているのが特徴です。ドブネズミとは違って高いところに登るクマネズミは、屋根裏や積み重なったダンボールの上などにもフンを残します。

ハツカネズミは警戒心が薄いので、ガレージや倉庫のような広くて人の目につきやすい場所でも平気でフンをします。

ネズミのフンによる被害

ネズミのフンには寄生虫や病原菌が潜んでいるので、そのまま放置していると人やペットに悪影響を及ぼす可能性があります。また、ネズミのフンによって天井や柱が傷み、住宅の資産価値が下がってしまうこともあります。

ここでは、ネズミのフンによる主な被害2つをご紹介します。

健康被害

ネズミのフンにはさまざまな寄生虫や病原菌が潜んでおり、それらはフンから空気中に漂います。この現象を「エアロゾル」といいます。エアロゾル化した病原菌が人体やペットの体に入ると、重篤な病気を引き起こすことがあるので注意が必要です。

以下に、ネズミのフンから感染する代表的な病気をまとめました。

・サルモネラ症・・・下痢や嘔吐、急性胃腸炎を引き起こす。
・クリプトスポリジウム症・・・下痢や腹痛、食欲低下を引き起こす。
・ハンタウイルス症候群・・・発熱や出血、腎機能障害を引き起こす。
・E型肝炎・・・発熱、倦怠感、食欲低下、吐き気、肝機能の低下を引き起こす。妊婦が感染すると重症化する危険性がある。
・腸チフス・・・下痢や腹痛、発熱、筋肉痛を引き起こす。

住宅への被害

ネズミのフンは人体やペットだけでなく、住宅にも甚大な被害を及ぼします。例えば、フンが溜まった箇所にシミができると、住宅の資産価値が下がる可能性があるので、リフォームの必要性も出てきます。

また家具や換気扇などにフンをされた場合は、買い替えや交換をしなければならないでしょう。

ネズミのフンの正しい処分方法

人体や住宅に大きな被害を及ぼすネズミのフン。自宅や物置でネズミのフンを見かけたら、ただちに処分して被害を食い止める必要があります。

ここでは、ネズミのフンの正しい処分方法を3ステップで解説します。ネズミのフンを放置したり、素手で触ったりしないように気をつけましょう。

1. 必要なアイテムを用意する

ネズミのフンを安全に処分するために、まずマスクや手袋をはじめとする掃除グッズを準備しましょう。以下に最低限必要なアイテムをまとめたので、ネズミのフンを処分する際の参考にしてください。

名称

費用

特徴

マスク

1,500~3000円

病原菌を吸い込むのを防ぐ

ゴーグル

500~1,000円

病原菌から目を守る

ゴム手袋

2,000~3,500円

病原菌が手に付着するのを防ぐ

使い捨ての服

数千円

掃除中に病原菌が服に付着する可能性があるから

髪ゴム

※髪の長い方

数百円

髪をまとめることで病原菌が髪に付着するのを防ぐ

帽子

1,000~2,000円

・病原菌が髪に付着するのを防ぐ
・狭い場所で作業する際に頭を守る

殺菌スプレー

1,000~1,500円

次亜塩素酸ナトリウム系の殺菌力の高いスプレー

ほうき

数百円~2,000円

フンを1ヶ所に集める

ちりとり

数百円~2,000円

集めたフンをゴミ袋に入れる

ゴミ袋

数百円

集めたフンを入れる

雑巾

数百円

フンがあった場所を拭く

2. フンを集めて処分する

使い捨ての服やマスク、ゴーグル、ゴム手袋を着用し、帽子を被ったらネズミのフン掃除に取り掛かりましょう。ネズミのフンを使い捨てのほうきとちりとりで集めて、ゴミ袋に入れます。

なお、掃除機を使うと掃除機の中に病原菌が溜まってしまうので、絶対に使用してはいけません。掃除機を使ってしまったら、掃除機が汚染されるのはもちろんのこと、掃除機が空気を排出する際に病原体も排出されるので要注意です。

3. 殺菌・消毒して侵入経路をふさぐ

ネズミのフンを集め終わったら、フンがあった場所を殺菌スプレーと雑巾で徹底的に殺菌・消毒します。なお、フンだけでなく尿にも病原菌が潜んでいるので、尿で黒くなった部分も消毒してください。

フンや尿の殺菌・消毒に使用するのは、次亜塩素酸ナトリウムやエタノールのような殺菌力の高い薬剤が好ましいですが、用意できなかった場合はキッチンハイターなどの漂白剤を薄めたものでも代用できます。

ネズミのフンや尿を殺菌・消毒できたら、再発を防ぐためにネズミの侵入経路をふさぎましょう。柔らかい素材はネズミがかじって穴を開ける可能性があるので、セメントや金属の板、補修用パテ、モルタルなどの頑丈な材料を使用するのがおすすめです。

ネズミのフンを予防する方法

ネズミのフンの処分は手間がかかる上に、危険が伴う作業です。そのためネズミにフンをされる前にネズミを追い出したり、侵入を防いだりすることが重要です。

ここでは、ネズミのフンを予防する方法を3つご紹介します。

害獣対策グッズを活用する

ネズミのフンを予防するには、害獣対策グッズを活用してネズミを寄せつけないことが大切です。例えば、ネズミが苦手とするニオイを放つ忌避剤や、毒薬を混入したエサでネズミを駆除する殺鼠剤などが有効です。

ちなみに忌避剤は1,000円から、殺鼠剤は500円から販売されています。

エサとなるものをなくす

ネズミのフン予防に欠かせないのが、ネズミのエサとなるものをなくすことです。ネズミは食材だけなく、生ゴミや食べカスなどもエサとします。生ゴミはフタ付きのゴミ箱に入れ、食べカスはこまめに掃除するなど、住宅を綺麗に保つことでネズミのフンを予防しましょう。

侵入経路を遮断する

ネズミは1.5cm程度のわずかな隙間があれば、住宅に侵入できます。そのためエアコンの配管通路や排水溝、換気扇、シャッター、床下の通気口など、住宅と外を繋げる隙間はすべてふさいでおきましょう。

高いところに登るのが得意なクマネズミやハツカネズミは屋根裏に侵入することが多いので、屋根裏への侵入経路となる雨どいに「忍び返し」や「ネズミ返し」を取り付けるのがおすすめです。

ネズミのフンの調査・駆除・消毒は業者に任せるのが最善

ネズミのフンの見分け方やフンの正しい処分方法をご紹介しましたが、ネズミのフンの処分は健康的な危険が伴う作業です。

また、ネズミではなく他の害獣のフンの可能性もあるので、ネズミのフンらしきものを見つけたときは、害獣駆除業者に調査や処分を依頼するのが無難な選択です。

業者の中には、害獣の駆除だけでなくフンの被害にあった箇所をリフォームしてくれるところもあります。安全面や確実性、住宅のことを考慮すると、業者に任せるほうが良いでしょう。

ネズミを自分で駆除する際のポイントと注意点

ネズミのフンを処分できたとしても、ネズミを駆除しないことには再びフンをされる可能性があります。そのため住宅にネズミが住み着いている場合は、早めに駆除しておきたいところです。

そこで、ここではネズミを自分で駆除する際のポイントと注意点をご紹介します。

ネズミの駆除方法に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ネズミを自分で退治する方法4選|完全に駆除する方法と予防法を解説

ネズミの種類によっては駆除前に許可をとる必要がある

1,300種類ほど存在するネズミの中には、「鳥獣保護管理法」で保護されているネズミもいます。そうしたネズミを駆除するには、駆除前に自治体の許可を得る必要があります。

鳥獣保護法に関する詳しい記述は、こちらの記事をご確認ください。
鳥獣保護法とは?害獣駆除との関係性や対象の鳥獣を解説

ただし、日本でよく見かけるドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類に関しては、許可なく駆除して構いません。

捕獲したネズミは自分で処分しなければならない

原則として、捕獲したネズミは捕獲者が責任をもって処分しなければいけません。ネズミは人や住宅に害を及ぼす害獣ですが、殺処分することに抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。

その場合は自治体に相談して代行業者を紹介してもらうか、害獣駆除業者に依頼しましょう。害獣駆除業者であればネズミの駆除や処分はもちろんのこと、フンの処分や殺菌・消毒まですべて任せることができます。

まとめ

ネズミのフンは2cm以下と非常に小さいものの、さまざまな寄生虫や病原菌が潜んでいます。そのため素手で触ったり、掃除機で吸い込んだりせず、マスクや手袋を着用した状態で使い捨てのほうきとちりとりで処分するのが基本です。

本記事ではネズミのフンの処分方法をご紹介しましたが、ネズミのフンの処分は手間がかかる上に健康被害に遭う可能性もある作業です。安全性や確実性からいえば、害獣駆除業者に依頼するのがベストでしょう。

害獣駆除や害獣のフン処分を行う大帝リビングは、ネズミの駆除からフン処分、フンのあった場所の殺菌・消毒までトータルで承ります。ネズミのフンによる被害にお悩みの方は、お気軽に大帝リビングへご相談ください。