2022.02.17
ゴキブリの卵を正しく駆除しよう!産ませないための対策もご紹介
家の中でゴキブリの卵らしきものを見かけたら、早急に駆除する必要があります。しかし、具体的にどうやって駆除すればいいのか分からず、途方に暮れている方もいるでしょう。
そこで本記事では、ゴキブリの卵の正しい駆除方法をご紹介します。あわせて駆除する際のNG行動や産卵させないための対策もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
これってゴキブリの卵?
家の中で小さな小豆のようなものを見かけたら、それはゴキブリの卵かもしれません。ゴキブリは見た目の気持ち悪さで人を不快にするだけでなく、食中毒やアレルギーの原因となる厄介な害虫です。
まずはゴキブリによる被害を未然に防ぐために、ゴキブリの卵の特徴や糞との違いを確認していきましょう。
ゴキブリの卵の特徴
ゴキブリの卵は7mm~1cm程度の大きさで、小豆のような色と形をしています。ちなみにゴキブリの卵は「卵鞘(らんしょう)」という硬い殻に覆われており、その中に最大で40個もの卵が入っています。
以下に家でよく見られるクロゴキブリをはじめ、日本でよく見られるゴキブリの卵の特徴をまとめました。
種類 |
卵の特徴 |
主な生息場所 |
クロゴキブリ |
・サイズは7mm~1cm |
日本全国に分布する、民家に潜むゴキブリ。庭の植え込みに生息することもある。 |
ヤマトゴキブリ |
・サイズは7mm~1cm |
寒い地域でよく見られる。 |
ワモンゴキブリ |
・サイズは7mm~1cm |
日本全国に分布する。 |
チャバネゴキブリ |
・サイズは5mm前後 |
飲食店に現れることが多い。 |
産卵時期
家でよく見られるクロゴキブリの産卵時期は、7〜10月です。なお、その期間に約10回産卵し、1回につき10〜20匹の卵を産みます。
ヤマトゴキブリも同様に、7~10月に産卵時期を迎えます。また、ワモンゴキブリの産卵最盛期は6~8月です。そして、飲食店に現れるチャバネゴキブリは一年を通して産卵します。
ただし、温度や湿度によって産卵時期が異なる場合があるので、冬にゴキブリを目にするケースも珍しくありません。
ゴキブリの卵がある可能性の高い場所
ゴキブリは人の目や手が届きにくく、湿気のある場所に卵を産みます。なかでも卵を産みつけられる可能性の高い場所は、以下の通りです。
・排水溝の隅
・シンクの下
・ガスコンロの口の下
・戸棚の裏
・屋根裏
・家具の裏側
・引き出しの隅または裏側
・ダンボール
糞との違い
ゴキブリの卵は茶色くコロコロとしているので、糞と間違えられることがあります。しかし、卵が1cm程度あるのに対し、ゴキブリの糞は2mm程度しかありません。基本的にはこうした特徴を元に見た目で判断していただくのが良いです。
糞の場合は独特の異臭がするので、臭いを手掛かりに卵か糞かを判別できます。しかし、ゴキブリの糞には赤痢菌やサルモネラ菌などが潜んでいる可能性もあるため、見つけても安易に触らない、ニオイを嗅がないように注意してください。
ゴキブリの卵を見つけたらどうする?
家で見かけたものが糞やゴミではなく、ゴキブリの卵だった場合は早急に対処する必要があります。しかし、ゴキブリの卵は硬い卵鞘に覆われているため、殺虫剤は効きません。
それではゴキブリの卵を見つけたときは、どのように対処するべきなのでしょうか?
潰す
ゴキブリの卵を見つけたときの対処法として、潰すという方法が挙げられます。ただし、そのまま卵鞘を踏んだり、素手で触ったりしてはいけません。その場で卵鞘を潰してしまうと、中の卵が飛び散って被害が広がる可能性があります。また、ゴキブリの卵にはさまざまな菌が付着しているので、必ずゴム手袋をしたうえでトングを使って移動させましょう。
以下にゴキブリの卵を潰す方法をまとめたので、手順に沿って対処してください。
1.ゴム手袋を着用し、トングを使ってビニール袋にゴキブリの卵を入れる。
2.ビニール袋の上から卵をしっかりと押し潰す。
3.ビニール袋の口を縛り、可燃ゴミとして処分する。
熱湯をかける
ゴキブリの卵は潰すほかに、60℃以上の熱湯をかけて駆除する方法もあります。
この方法は潰すよりも手間がかかるうえに、配線コードのある場所や濡らしたくない家具の近くでは行えません。
ゴキブリの卵の駆除におけるNG行動
まだ卵の段階とはいえ、ゴキブリの卵だと考えただけで気持ち悪くなり、できるだけ近づかずにすばやく駆除したいと考えている方も多いでしょう。しかし、ここで紹介する2つの方法で卵を駆除してしまうと、思わぬところで孵化する可能性があるので要注意です。
以下にゴキブリの卵の駆除におけるNG行動を2つ挙げたので、駆除前に確認しておきましょう。
掃除機で吸う
ゴキブリの卵を見つけた方の中には「ゴム手袋越しであっても触れたくない」「見えないところに移動させたい」との思いから、掃除機で卵を吸い込んでしまう人がいます。しかし、掃除機で卵を吸ってしまうと掃除機内で孵化する恐れがあるので絶対に避けましょう。
すでに掃除機で吸ってしまった場合は、紙パック式なら紙パックを密閉して捨て、サイクロン式なら中身を捨ててダストカップを消毒してください。
トイレに流す
ゴキブリの卵をそのままトイレに流すと、思わぬところで孵化してしまう可能性があるのでおすすめできません。もしトイレに流すのであれば、卵鞘をしっかり潰した後で流しましょう。
ゴキブリに産卵させないための対策をしよう
ここまでゴキブリの卵を見つけたときの対処法を紹介してきましたが、ゴキブリの卵の駆除は手間がかかるうえに難しく、なにより不快感があります。
そのため、ゴキブリの卵の駆除をしないで済むように、まずはゴキブリに産卵させないための対策を講じましょう。
家を清潔に保つ
ゴキブリは人の食べ物はもちろん、植物や虫、髪の毛などあらゆるものを食べます。そのためゴキブリの産卵を防ぐには、ゴキブリのエサとなるものを置かないことが大切です。
例えば、「食べ残しはすぐに片付ける」「髪の毛やホコリがあればこまめに掃除する」「蓋つきのゴミ箱を使用する」など、今すぐできる簡単な対策から始めてみましょう。
ゴキブリ用トラップを配置する
ゴキブリの産卵を防ぐには、ゴキブリの侵入を阻止することが肝心です。最近はさまざまなゴキブリ用トラップが販売されており、ホウ酸団子やバルサンのようなお馴染みのものから、人やペットには無害の超音波式の害虫駆除機も登場しています。
「まだ家でゴキブリを見かけたことがないから」と油断せず、この機会にゴキブリ用のトラップを配置しておきましょう。
侵入口を塞ぐ
ゴキブリは数ミリ程度のわずかな隙間から家に侵入します。家中の隙間を塞ぐことは難しいですが、網戸や窓枠はきちんと閉め、それでも隙間がある場合は隙間テープを活用して塞ぎましょう。
また、ゴキブリはエアコンのホースから侵入することもあるので、ホースに穴や隙間がないか定期的にチェックすることをおすすめします。もし穴や隙間があれば、パテで塞ぐか新しいホースに買い替えましょう。
忌避剤を使用する
ゴキブリの侵入口となる玄関や窓、排水溝に忌避剤を設置し、ゴキブリを寄せ付けない対策を講じましょう。ゴキブリ忌避剤の中には芳香剤のような爽やかな香りのものや、赤ちゃんやペットがいる家庭でも使える天然ハーブを原料とするものもあるので、各家庭にあった商品を探してみてください。
また、ゴキブリの侵入口やゴキブリの卵がある可能性の高い場所には、定期的に殺虫剤を散布しておくのもおすすすめです。
まとめ
ゴキブリの卵を覆う卵鞘は7mm~1cm程度の大きさで、その中に最大で40個もの卵が入っています。そのため1つ見かけただけだからと放置していると、数十匹のゴキブリが産まれる可能性があるので注意が必要です。
ゴキブリの卵には殺虫剤は効かないため、“潰す”または“60℃以上の熱湯をかける”ことで死滅させるしかありません。しかし、ゴキブリの卵を見るだけでも気持ちが悪く、潰すなんてもってのほかだと抵抗を感じる方も多いでしょう。
そこで頼りたいのが害虫駆除に精通した専門業者です。とくに大阪府中央区に本社を構える大帝リビングは、”どこよりも速く安く!”をモットーに害虫駆除を承ります。ゴキブリの卵の駆除にお悩みの方は、まずは電話かメールでご相談ください。
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