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2022.03.01

ネズミを見つけたらどうすればいいの?そのお悩みにお答えします!

家でネズミを見つけたら、大繁殖する前に駆除したいところです。ネズミをそのまま放置していると、ネズミの数が増えるに従って被害も大きくなっていきます。

この記事では、ご自宅でネズミを見つけたときの適切な対処法をご紹介します。自分でできる駆除方法はもちろん、専門業者に依頼した場合の作業工程もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

ネズミを見つけたときはすぐに対処が必要!

家でネズミを見つけたら、絶対に放置してはいけません。なぜならネズミは繁殖力が非常に強く、1年間に30匹以上の子どもを出産するからです。また、ネズミは基本的に1匹で行動することはなく、つがいや家族で生活しています。そのため1匹見つけただけだからと油断してはいけません。

家でネズミを見つけた場合は、被害が広がる前に自分で駆除するか、専門業者に駆除を依頼しましょう。

自分でネズミ駆除をする場合

確実にネズミを駆除するには、害獣駆除業者に依頼するのがベストです。とはいえ、自分でネズミ駆除ができないわけではありません。

そこで、ここでは自分でネズミを駆除する方法を4つご紹介します。なかには今すぐ試せる手軽な方法もあるので、ぜひ参考にしてください。

捕獲器を設置する

家で見つけたネズミを駆除するには、まずネズミを捕まえる必要があります。そこで便利なのがネズミ捕りに特化した捕獲器です。安いものなら1,000円ほどで購入できるうえ、繰り返し使えるというメリットがあります。

ただし、捕獲したネズミは自分で処分しなければならないので、一般の方にはハードルの高い方法かもしれません。

以下に捕獲器の主なタイプを2つ挙げたので、それぞれ確認してみましょう。

【踏板タイプ】
踏板タイプとは、エサにつられてネズミが入ってきたら扉が閉まる仕組みの捕獲器です。捕獲器の中でも最もポピュラーなタイプで、さまざまなサイズ・形・デザインのものが販売されています。

【シーソータイプ】
シーソータイプとは、その名の通りシーソーの仕組みを利用した捕獲器です。ネズミが板の上に乗ると、ネズミの体重で板が傾いて自動的に捕獲器の中に入っていくシステムです。シーソータイプは踏板タイプとは違い、一度に何匹も捕まえられます。

粘着シートを設置する

粘着剤が付いている粘着シートは、ネズミの通り道に設置することで効果を発揮します。なかにはネズミが好む匂いや誘引エサがついた粘着シートもあり、警戒心の強いネズミをおびき寄せることが可能です。

ただし、粘着シートに捕まったネズミは、発見や処理が遅くなると腐敗していることもあるので、処分には覚悟が必要です。また、粘着シートの粘着剤は非常に強力で、衣服や髪につくとなかなか取れないので注意が必要です。

毒エサを仕掛ける

自分で行う最も簡単な駆除方法は、毒エサを仕掛けることです。一般的に、毒エサは即効性のあるものと遅効性のものに分けられます。毒エサを食べたネズミは確実に死に至るので、確実性の高い駆除方法といえます。

しかし、毒エサを食べたネズミはどこで死んでいるか分からないため、わざわざ死骸を探し出して処分しなければなりません。また、毒エサは人やネズミ以外の動物にも有害なので、小さな子どもやペットがいる場合は誤食に注意してください。

そして、「スーパーラット」と呼ばれるネズミには、一般的な毒エサでは効き目が弱い可能性があります。スーパーラットとは、毒への耐性を持ったクマネズミを指します。都会にはスーパーラットが急増しているので、スーパーラットに特化した毒エサの使用も視野に入れておきましょう。

燻煙剤を使う

燻煙剤とは部屋にネズミが嫌がる成分を充満させ、家からネズミを追い出すグッズです。ネズミがどこに隠れているか分からない場合や、家に複数のネズミがいる場合におすすめの方法です。

ただし、燻煙剤は駆除ではなく退治を目的としたものなので、根本的な解決には至りません。また、燻煙剤のニオイが消えるとネズミが戻ってきてしまう可能性もあります。

専門業者にネズミ駆除を頼む場合

安全かつ確実にネズミを駆除したいなら、専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。専門業者の中にはネズミの駆除はもちろん、侵入経路の封鎖や周囲の清掃までトータルでサポートしてくれる業者もいます。

ここでは専門業者にネズミ駆除を依頼した場合、どのような作業を行ってくれるのかを解説します。業者によって作業工程や内容は異なりますが、基本的な流れは変わらないため、ネズミ駆除を検討している方は参考にしてみてください。

ラットサイン(ネズミの通り道)を確認する

まずはネズミの侵入経路や巣の位置を特定するため、「ラットサイン」と呼ばれるネズミの足跡や、糞尿によるシミが線上に伸びた汚れを確認します。害獣駆除業者は、家で見つけたネズミだけでなく一緒に行動しているネズミも駆除し、巣がある場合は巣の撤去も行います。

ネズミの駆除

ラットサインを確認したら、実際にネズミを捕獲または退治する作業に移ります。捕獲や退治の方法は業者によって異なり、業者独自の誘引剤を用いた罠を仕掛ける場合もあれば、動物愛護の観点から追い出しや侵入防止などの対応をとる場合もあります。

どちらにせよ、きちんと現地調査をしたうえで方法や使用する道具を決定し、確実かつ効率的にネズミ駆除をしてもらえます。

侵入経路を封鎖

害獣駆除業者によっては、ネズミの侵入経路の封鎖まで担ってくれるところもあります。たとえネズミを駆除できたとしても、再びネズミが戻ってきては意味がありません。

そのため業者を選ぶ際は、ネズミの侵入経路を塞いで徹底的に再発防止に取り組んでくれるかどうかを確認することが大切です。

後処理・清掃

ネズミ駆除を害獣駆除業者に依頼する最大のメリットは、捕獲後のネズミの殺処分や周囲の清掃を任せられることです。害獣とはいえ、動物の殺処分に抵抗がある方もいるでしょう。その場合は無理に自分で駆除しようとせず、駆除業者に依頼することをおすすめします。

また、ネズミや糞尿にはさまざまな寄生虫や病原菌が潜んでおり、人やペットの体に入ると感染症を引き起こす可能性があります。業者であれば駆除後の清掃や殺菌・消臭までサポートしてくれるので、健康被害を受ける危険もありません。

ネズミを家に入らせないための対策

ネズミを駆除した後に重要になるのは、今後ネズミを家に入らせないための対策です。「駆除できたから」と油断していると、再びネズミが侵入して被害が大きくなる可能性があるので注意が必要です。

そこで、ここからはネズミを家に入らせないための対策を3つご紹介します。せっかくの努力や費用が無駄にならないように、以下の対策を講じましょう。

侵入経路を塞ぐ

ネズミを駆除した後にやらなければならないことは、侵入経路の封鎖です。ネズミは1.5cmほどの隙間があれば家に侵入できるので、侵入経路となる隙間や穴を徹底的に塞ぐ必要があります。

ネズミはエアコンの配管や換気扇、床下の通気孔など、外につながっている隙間から器用に家の中へ入ってきます。こうした隙間は網目の細かい害獣侵入防止ネットや、補修用パテなどの頑丈な材料で塞ぎましょう。

食べ物を与えない

雑食性のネズミは、ゴミや昆虫、ひまわりの種などあらゆるものを食べます。そのため食べ残しをそのままにしたり、生ゴミをシンクに放置したりするのは避けましょう。

また、ゴミ箱を荒らされないように蓋つきのゴミ箱を使用したり、食材やペットフードを密閉容器に入れたりと、ネズミのエサとなるものをなくすよう心がけましょう。

巣を作らせない

ネズミは小枝や枯れ草、ティッシュペーパー、新聞紙など、使えるものなら何でも巣の材料にします。そのため庭やベランダで植物を育てている場合は、小枝や枯れ草をこまめに掃除しておきましょう。

また、使ったティッシュペーパーをその辺に放置したり、新聞紙の束を目の届かないところにしまい込んだりするのも禁物です。ネズミの巣の材料となるものをすべて家の中から撤去することは不可能ですが、庭やベランダをこまめにお手入れし、家の中を清潔に保つなど、できることから始めましょう。

まとめ

家でネズミを見つけたら、被害が広がる前に対処しなければいけません。そのまま放置していると、ネズミが大繁殖して手がつけられない状態になる可能性があるので注意が必要です。

自分でネズミを駆除する場合は、毒エサや燻煙剤を使った方法がおすすめです。しかし、どの方法も家にいるすべてのネズミを駆除することは難しく、根本的な解決にはなりません。

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