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2021.11.23

イタチ・テン・ハクビシンの見分け方!困った被害の予防法も紹介

イタチ・テン・ハクビシンは、いずれも似たような外見をしています。しかし、その生態や特徴はそれぞれ異なり、害獣の種類によって駆除方法や注意点は変わってきます。

そこで本記事では、よく似たイタチ・テン・ハクビシンの見分け方をはじめ、代表的な被害や予防法をご紹介します。

家屋に住み着いている害獣を見分けて、適切に対処しましょう。

イタチ・テン・ハクビシンはどんな動物?

イタチ・テン・ハクビシンの見分け方を解説する前に、まずはそれぞれの害獣の生態と特徴をご紹介します。

よく似たイタチ・テン・ハクビシンは、はたしてどんな動物なのでしょうか?それぞれの害獣の生態は、以下の通りです。

【生態の違い】

生息地

食べ物

繁殖時期

性格

得意なこと

イタチ

平地の森林や水場

肉食よりの雑食
(魚、ネズミ、鳥、カニなど)

3~5月頃

攻撃性が強い

泳ぐこと

テン

平地の森林や水場

雑食
(木の実、ネズミなど)

3~5月頃

攻撃性が強い

木登り

ハクビシン

雑木林

雑食
(農作物、昆虫、生ゴミなど)

通年

穏やかで大人しく 臆病

垂直に高くジャンプすること

イタチとは

ネコ目イタチ科イタチ属に分類されるイタチは、自然豊かな地域に生息しています。イタチはフェレットに似た可愛らしい外見をしていますが、凶暴な性格をしているため迂闊に手を出すと噛まれたり、引っかかれたりすることがあるので注意してください。

そんなイタチの特技は、泳ぐことです。また、イタチは自分よりも大きなウサギやニワトリを捕食することもあるので、海岸部や河川沿いの家屋や家畜を飼育している方はとくに注意が必要です。

イタチの駆除方法はこちらで詳しく解説しています。ぜひチェックしてください。

イタチの駆除・退治方法を4ステップで解説!侵入を防ぐ対策も紹介

テンとは

哺乳綱ネコ目イヌ亜目 イタチ科テン属に分類されるテンは、平地にある森林や水場に生息しています。テンは俊敏で木登りが得意なので、家屋の屋根裏に住み着くことが多いです。

テンはホンドテン・ツシマテン・コウライテンの3亜種に分けられ、対馬に生息するツシマテンは1971年に国の天然記念物に指定されました。

ハクビシンとは

食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属に分類されるハクビシンは、木々が生い茂った雑木林に生息しています。ハクビシンは額から鼻にかけて白い線が入っており、丸っこいシルエットが特徴です。

ハクビシンは繁殖力が強く、1年に1回2~3頭を出産します。放置していると10~20頭ほどの群れを作ることもあるので、ハクビシンを見つけたら早急に対処しましょう。

ハクビシンの駆除方法はこちらで詳しく解説しています。ぜひチェックしてください。

ハクビシンの駆除手順を解説|自分で退治できるグッズと対策法とは?

イタチ・テン・ハクビシンを見分ける方法

イタチ・テン・ハクビシンを見分けるポイントは、いくつかあります。顔の特徴や毛色のほか、足跡や糞から見分けることも可能です。

ここでは、イタチ・テン・ハクビシンを見分けるポイントを6つ挙げ、それぞれ表で分かりやすくご紹介します。

顔の特徴

イタチ・テン・ハクビシンの顔をよく見ると、似て非なる動物であることが一目瞭然です。イタチは鼻と口元が白くなっており、テンは季節によって顔の毛色が変わります。また、ハクビシンは額から鼻にかけて白い線が入っているので、見分けがつきやすいです。

イタチ

テン

ハクビシン

鼻と口の周りが白い

夏は黒っぽく、
冬は白っぽくなる

額から鼻にかけて白い線が入っている

毛色

イタチ・テン・ハクビシンが並ぶと、毛色も全然違うことが分かります。

イタチは茶色や焦げ茶ですが、ハクビシンは灰褐色をしています。テンは季節によって毛色が変わり、夏はハクビシンに間違えられることが多く、冬はイタチに間違えられることが多いです。

イタチ

テン

ハクビシン

茶色または焦げ茶色

夏は黒っぽい黄褐色で、
冬は明るい黄褐色

灰褐色

体格

イタチ・テン・ハクビシンの中で、最も大きいのがハクビシンです。次いでテン、最も小さいのがイタチとなります。しっぽの長さにも違いがあるので、以下の表で確認しましょう。

イタチ

テン

ハクビシン

・15~40cmほど
・体重2kg以下
・しなやかな細長い胴体
・短い四肢
・しっぽの長さ7~15cmほど

・40~55cmほど
・体重1.5kgほど
・しっぽの長さ15~20cmほど

・90~110cmほど
・体重3~4kgほど
・しっぽの長さは胴体と同じくらい

足跡の形と大きさ

イタチもテンもハクビシンも、5本指をしっかり地面に着けて歩きます。しかし、足跡の大きさはそれぞれ異なります。足跡で見分けるのは少しむずかしいですが、自宅付近で足跡を発見した時はよく観察してみましょう。

イタチ

テン

ハクビシン

・5本指
・2~3cmほど

・5本指
・3~4cmほど

・5本指
・大きさ5~6cmほど

糞の形状と大きさ

イタチ科のイタチとテンの糞はよく似ており、細長く臭いが強いことが特徴です。ハクビシンの糞はイタチやテンの糞と比べるとかなり大きいので、本物の害獣を見たことがない場合は落ちている糞をよく観察してみてください。

イタチ

テン

ハクビシン

・細長い
・6mmほど
・臭いが強い

・細長い
・10mmほど
・量が多い
・臭いが強い

・丸い
・5cm以上と大きい
・糞に果実や木の実の種が含まれている

鳴き声

鳴き声を聞き分けるのはやや難しいですが、イタチは甲高い声を上げるのに対し、テンは低めの鳴き声を上げます。ハクビシンは高い声も低い声も出すので、外見や糞で見分ける方が分かりやすいでしょう。

イタチ

テン

ハクビシン

「キッ、キッ」

「フィヤー」「ギュー」

「キューキュー」「キッキッ」

イタチ・テン・ハクビシンによる代表的な被害

イタチ・テン・ハクビシンは生態や特徴こそ異なるものの、それぞれ可愛らしい外見をしています。しかし、その可愛らしい見た目に騙されてはいけません。イタチ・テン・ハクビシンは人や家屋に害を及ぼす害獣であり、放っておくと健康を損なったり、家屋に大きなダメージを受けたりする可能性があります。

そこで、ここではイタチ・テン・ハクビシンによる代表的な被害を4つご紹介します。

悪臭

イタチとテンの糞は非常に強い臭いを放つため、イタチやテンが家屋に住み着たら悪臭に悩まされることになります。また、イタチとハクビシンには常に1ヶ所で排泄する「ためフン」の習性があるので、屋根裏からリビングやキッチンにまで強烈な糞尿の臭いが漂うようになります。

さらに、イタチは危険を察知すると肛門腺から強烈な臭いの分泌液を出します。この分泌液の臭いは非常に強く、家屋に付着するとなかなか取れません。

家屋への被害

イタチ・テン・ハクビシンの糞による被害は、悪臭だけでは済みません。糞によって天井が腐り、最悪の場合は天井が抜け落ちることもあります。

また、爪で屋根裏の柱を引っかいて傷つけたり、断熱材や配線ケーブルを噛んだりすることもあり、家屋へのダメージは広がっていきます。

人体への悪影響

害獣の体には、数えきれないほどの寄生虫や病原菌が住み着いています。そんな害獣に噛まれたり引っかかれたりすると、その傷から感染症にかかる危険性があります。

例えば、イタチから狂犬病・破傷風・鼠咬症(そこうしょう)にかかったケースや、ハクビシンの体についているマダニからSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という感染症にかかったケースが報告されています。

また、イタチ・テン・ハクビシンの糞から皮膚炎や喘息などのアレルギーを引き起こすこともめずらしくありません。

農作物の食害

イタチ・テン・ハクビシンは雑食なので、基本的には何でも食べます。そのため農家はもちろん、家庭菜園をしている一般家庭も被害に遭う可能性があります。

また、イタチはウサギやニワトリを捕食することもあるので、家畜を飼育している家庭も注意が必要です。

イタチ・テン・ハクビシンを許可なく駆除しないで!

イタチ・テン・ハクビシンを見つけたら、被害が拡大する前に対処しなければいけません。しかし、許可なくイタチ・テン・ハクビシンを駆除することは禁じられており、場合によっては罰則を受ける可能性があります。

それでは、ここからはイタチ・テン・ハクビシンの駆除と法律の関係についてご紹介します。

イタチ・テン・ハクビシンは「鳥獣保護管理法」で守られている

イタチ・テン・ハクビシンは「鳥獣保護管理法」で守られているため、勝手に駆除や退治、捕獲をすることができません。

鳥獣保護管理法は、野生鳥獣の保護と個体数や生息域の管理を目的に制定された法律です。この法律で守られたイタチ・テン・ハクビシンを駆除するには、行政による許可が必要です。

鳥獣保護法についての詳しい解説はこちらをチェックしててください。

鳥獣保護法とは?害獣駆除との関係性や対象の鳥獣を解説

害獣の駆除には許可が必要

イタチ・テン・ハクビシンを駆除するには、事前に市役所で許可申請をする必要があります。申請時には「鳥獣の捕獲等許可申請書」をはじめとする、いくつかの書類を提出します。

ただし、害獣駆除の許可申請の方法や必要書類は市役所によって異なります。イタチ・テン・ハクビシンの駆除をお考えの方は、市役所のホームページや電話で確認しましょう。

イタチ・テン・ハクビシンの駆除は専門業者にお任せ!

イタチ・テン・ハクビシンの駆除は、許可申請から害獣の処分に至るまで多くの手間がかかります。そのうえ怪我や感染症などの危険が伴う作業となるため、スムーズに害獣駆除をするには専門業者に依頼するのがベストです。

また専門業者に依頼すれば、駆除作業だけでなく糞尿の清掃や消毒なども任せることができます。イタチ・テン・ハクビシンの駆除をお考えの方は、専門業者への依頼を検討してみてください。

イタチ・テン・ハクビシンによる被害を予防するには?

最後に、イタチ・テン・ハクビシンによる被害の予防法について触れておきます。ここでは、今すぐできる予防法を3つご紹介します。

忌避剤を設置する

イタチ・テン・ハクビシンによる被害を予防するには、それらの害獣を家屋に寄せつけないことが大切です。そこでおすすめしたいアイテムが「忌避剤(きひざい)」です。忌避剤とは動物が嫌がる匂いや成分を放つ薬剤を指します。

もし忌避剤が用意できない場合は、木酢液・ハッカ油・クレゾール石鹸液などで代用することもできます。

侵入経路をふさぐ

害獣は換気扇や通風口の隙間など、わずかな隙間から家屋に浸入します。そのため害獣の侵入経路に金網や害獣侵入防止用ネットを取り付け、家屋に入ってこられないように工夫する必要があります。

また、壁の穴やひび割れを補修用パテでふさいだり、雨どいのパイプに有刺鉄線を巻いたりするのも効果的です。

家の周りを掃除する

家の周りをこまめに掃除して清潔に保つことも、害獣の被害を防ぐための有効な手段です。生ゴミや廃棄された野菜・果物、ジュースの空き缶などは放置せず、その都度きちんと片付けましょう。

屋外にゴミを置いている場合は、蓋付きのゴミ箱に入れておくのがおすすめです。また、害獣の隠れ家を作らないために定期的に雑草や落ち葉を掃除し、庭木を剪定しましょう。

まとめ

イタチ・テン・ハクビシンは似た部分もありますが、それぞれ生態や特徴は異なります。どの害獣も人や家屋に害を及ぼすことは間違いないので、害獣の種類を見分けることができたら早急に対処しましょう。

しかし、イタチ・テン・ハクビシンの駆除には手間がかかり、怪我や感染症といった危険も伴います。そのため害獣駆除を検討している方は、専門業者への依頼がおすすめです。害獣駆除に精通した大帝リビングなら、どこよりも速く安く害獣駆除を行います。イタチ・テン・ハクビシンの駆除をお考えの方は、ぜひ大帝リビングにご相談ください。