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2021.10.01

タヌキの駆除方法を解説!届け出なしで退治する方法も紹介

愛らしい見た目のタヌキを触ってみたくなる方もいるかもしれませんが、タヌキは人に噛みつくこともある危険な害獣です。自分だけでなく子供がタヌキを見かけても絶対に触らないよう注意してください。

タヌキの駆除・退治方法を確認する前に、まずタヌキの生態や特徴を見てみましょう。

タヌキの生態

哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属に分類されるタヌキは、日本全国に生息する動物です。現在は世界各地で見られるタヌキですが、元々は日本や中国など一部の地域にのみ生息するめずらしい動物でした。

日本に生息するタヌキは、大きく「ホンドタヌキ」と「エゾタヌキ(ニホンタヌキ)」の2つの亜種に分けられます。本州・四国・九州ではホンドタヌキが見られ、エゾタヌキは北海道に生息しています。どちらも体長50~60cmほど、体重4~6kgほどの中型犬くらいの大きさです。

そんなタヌキは臆病で警戒心が強い動物で、大きな音に驚いて気絶してしまうことがあります。臆病な性格をしているタヌキですが、自分や子どもの身に危険が及ぶと攻撃してくる凶暴性も持ち合わせています。

タヌキは春から夏にかけて子どもを産み、1度に4~5頭ほど出産します。ちなみに、海外では最大19頭の子どもを産んだタヌキも確認されています。

タヌキの特徴

わずかな隙間やひび割れから侵入できるタヌキは、屋根裏や床下、倉庫など寝床を作れる場所に住み着く傾向があります。

以下にタヌキの特徴をまとめたので、一通り確認しておきましょう。

大きさ ・体長50~60cmほど
・体重4~6kgほど(冬ごもりの時期には6~10kgになることもある)
尻尾 ・12~25cmほど
・先端が黒い
体毛の色 ・灰褐色
・目の周りや足は黒っぽい
・子どもは焦げ茶色
性格 ・臆病で警戒心が強い
・攻撃的
習性 ・夜行性
・雑食性
・屋根裏や床下、倉庫など寝床を作れる場所に住み着く
・集団行動をする
・5~7月頃に4~5頭の子どもを出産する
・常に1ヶ所で排泄する「ため糞」をする
鳴き声 威嚇時に「グー」、「ウワン」
寿命 4~8年ほど

アライグマやハクビシンとの違い

タヌキと見間違われることの多いアライグマやハクビシンですが、よく見ると全然違う動物であることが分かります。例えば、タヌキの尻尾は先が黒くなっていますが、アライグマの尻尾はしましま模様です。また、タヌキは全身が茶色っぽく見えますが、アライグマは白いひげが際立っています。

さらに、トウモロコシの食べ方で見分けることも可能です。タヌキはトウモロコシを根元から折って食い散らかしますが、アライグマは手を使って皮を剥いて綺麗に食べます。ハクビシンはそもそもトウモロコシを根本から折ることはなく、横に倒して食べます。

そのほか、タヌキは5本中4本の指を足跡として残し、アライグマとハクビシンは5本指の足跡を残すという点も見分けるポイントです。

タヌキ アライグマ ハクビシン
尻尾 先端が黒い しましま模様 長い
体の特徴 灰褐色 白いひげ 額から鼻にかけて白い線
トウモロコシの食べ方 根元から折って食い散らかす 根元から折って皮を剥いて綺麗に食べる 根本から折らず、横に倒して食べる
足跡 4本 5本 5本

なお、ハクビシンの特徴や駆除・退治方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

タヌキによる代表的な被害5つ

ここではタヌキによる代表的な被害を5つご紹介します。愛らしい見た目に騙されてはいけません!

騒音

上手ではないものの木登りできるタヌキは、屋根裏に侵入してそのまま住み着いてしまうことがあります。また、タヌキが寝床を作りやすい床下に住み着くことも少なくありません。屋根裏や床下で夜な夜な動き回るタヌキの足音は、不眠にもつながりかねない騒音です。

そのうえタヌキは集団で行動する動物であり、子どもが産まれると足音はさらに大きくなります。

悪臭

タヌキは常に1ヶ所で排泄する「ため糞」をする習性があり、1頭が糞尿をする場所を決めると他のタヌキもそこで糞尿をするようになります。その結果、リビングやキッチンにまで強烈な悪臭が漂ってくるようになります。

家屋への被害

タヌキのため糞が原因で天井や柱が腐敗したり、天井にシミができたりするケースもめずらしくありません。最悪の場合は天井が抜け落ちることもあり、そこまで被害が進んでしまうと駆除だけでなくリフォームも検討が必要になります。

農作物への被害

雑食であるタヌキは基本的に何でも食べますが、とくに糖度の高いトウモロコシやサツマイモ、ミカンといった野菜や果物を好んで食べます。農業を営む方はもちろん、家庭菜園で野菜や果物を育てている方も非常に頭を悩ませています。

健康被害

タヌキにはヒゼンダニというダニが寄生していることがあり、このヒゼンダニが人に寄生すると「疥癬症(かいせんしょう)」という皮膚病を引き起こします。疥癬症にかかると腹部・胸部・大腿内側などに激しいかゆみが生じ、完治するまでに数週間~2ヶ月を要します。

疥癬症は人だけでなく、犬や猫などのペットにも感染する恐れがある病気です。とくに同じイヌ科である犬が感染する可能性が高く、注意が必要です。

タヌキの駆除方法を分かりやすく解説!

タヌキは農作物を食い荒らすだけでなく、家屋を傷ませたり、皮膚病を引き起こしたりする可能性のある害獣です。そのためタヌキが家に住み着いていることに気付いたら、できるだけ早めに対処する必要があります。

そこで、ここではタヌキの駆除・退治方法を分かりやすく解説します。4つのステップに沿って、正しく駆除しましょう。

1. 市役所で駆除の許可を取る

タヌキを駆除したり、捕獲したりするには自治体の許可が必要です。タヌキは「鳥獣保護管理法」という法律で保護された害獣であり、許可なく駆除または捕獲してしまうと1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

法律に触れてしまうことのないように、タヌキを駆除する際はあらかじめ市役所で「鳥獣の捕獲等許可申請書」を提出して、許可がおりるのを待ちます。なお、申請に必要な書類や申請方法は自治体によって異なります。スムーズに申請するためにも、事前に自治体のホームページや電話で確認しておきましょう。

2. 罠を設置する

タヌキ駆除・捕獲の許可がおりたら、罠を設置してタヌキを捕獲する段階に移りましょう。
タヌキの捕獲におすすめ罠は、5,000~10,000円前後で販売されている「動物捕獲器(アニマルキャッチャー)」です。動物捕獲器は中にあるプレートを踏むと入り口の扉が閉まる仕組みになっており、一般の方でも手軽に設置できるでしょう。

動物捕獲器の中には、タヌキの大好物であるトウモロコシやサツマイモのほか、マヨネーズをかけたハムやソーセージを設置するのがおすすめです。

3. 捕獲したタヌキを処分する

基本的には、捕獲した害獣は捕獲者が処分します。タヌキの処分方法は、溺死または炭酸ガスや麻酔を使った殺処分が一般的です。しかし、さまざまな菌をもつタヌキの処分は危険ですし、殺処分に抵抗のある方も多いでしょう。

その場合は、自治体に問い合わせて代行業者を紹介してもらうのがおすすめです。なお、処分方法は地域によって異なるので、捕獲の許可を取る際に質問したり、相談したりしておきましょう。

4. 侵入経路をふさぐ

タヌキを駆除した後は、タヌキを再び家に侵入させないように侵入経路をふさぎましょう。タヌキは木登りできる動物ですが、けっして上手ではありません。そのため金網フェンスや防獣ネットを設置したり、家庭菜園の周りを1.5mほどの電気柵で囲んだりすることで侵入を防止できます。

そのほか、タヌキが侵入したとされる出入り口を金網やパテでふさいだり、タヌキが登れそうな雨どいのパイプに有刺鉄線を巻いたりするのも効果的です。

タヌキの駆除・退治にお困りの方は専門業者に依頼しよう!

タヌキの駆除・退治には許可が必要で、捕獲のために罠を設置する場合はわな免許が必要な場合もあります。また、臆病で警戒心が強いタヌキは人に噛みつくことがあるうえに、疥癬症を引き起こすヒゼンダニが寄生していることもあり、タヌキの駆除には危険が伴います。

タヌキ駆除・退治の手間や危険を考えると、害獣駆除に精通した専門業者に依頼するのがベストでしょう。専門業者であればタヌキを確実に駆除してくれますし、駆除後のタヌキの処分や糞の始末も任せることができます。

タヌキの駆除・退治をお考えの方は、害獣駆除に関する専門的な知識を有する専門業者への依頼を検討してみてください。

届出なしで自分でできる!タヌキを退治する方法4つ

タヌキの駆除・捕獲には許可が必要ですが、家や家庭菜園から退治したり、タヌキの侵入を予防したりするだけであれば届出は不要です。

そこで続いては、許可を必要としないタヌキの退治方法をご紹介します。自分でできる方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

1. 市販のタヌキ退治アイテムを使う

臆病な性格のタヌキは、市販の退治アイテムで追い払うことが可能性です。すでにタヌキが家に住み着いている場合はもちろん、タヌキ対策として活用するのも効果的でしょう。

以下にタヌキ退治におすすめのアイテムをまとめたので、使いやすいアイテムから試してみてください。

アイテム名 価格 使い方
忌避剤 1,000~5,000円 タヌキの住処や侵入経路に設置する
燻煙剤 1,000~1,500円 煙を発生させ、タヌキの住処に充満させる
木酢液 1,000~3,000円 ・不要な布や雑巾に染み込ませる
・小皿に入れた状態で設置する
・薄めた液をスプレーボトルに入れて散布する
ハッカ油 600~2,000円 侵入経路にスプレーする
害獣撃退用ライト 1,000~3,000円 タヌキの侵入経路に設置する
電気柵 10,000~40,000円 家庭菜園の周りに設置する
ロケット花火または爆竹 1,000~2,000円 家庭菜園や家の周りで行う

2. 家の周りを掃除する

タヌキは雑食ですが、とくに糖度の高い野菜や果物を好みます。そのため農業を営んでいる方や、家庭菜園で作物を育てている方は野菜や果物を放置せず、こまめに栽培したり片付けたりするようにしましょう。

また、臆病なタヌキは藪や下草が生えた場所など、身を隠せる場所からエサや寝床を探しています。タヌキが隠れられる場所をなくすために、庭や家庭菜園の雑草は定期的に刈り取りましょう。

3. タヌキの侵入経路をふさぐ

体長50~60cmほどあるタヌキですが、8~10cm程度の隙間があれば家に侵入できます。そのため網目の細かい金網を侵入経路に設置したり、パテで隙間やひび割れをふさいだりして、タヌキの侵入を阻止しましょう。

なお、防獣ネットはタヌキに噛みちぎられる可能性があるので、噛んだり引っかかれたりした跡がないか定期的に確認してください。

4. タヌキの糞を掃除して消毒する

タヌキの糞を放置していると、ノミやダニが発生して人やペットに悪影響を及ぼします。タヌキを退治した後は、必ず糞を掃除して消毒しましょう。

タヌキの糞を掃除・消毒する際は、手袋・マスク・ゴーグルなどを身に着け、長袖の服を着用してください。今のところ、タヌキの糞によって重篤な感染症を引き起こした例は報告されていません。それでも糞の始末には細心の注意を払い、次亜塩素酸ナトリウムのような殺菌力の高い薬剤でしっかりと消毒しておきましょう。

消毒用のアイテムを揃えるだけで1万円前後は必要になるほか、掃除の際に病原菌に感染するリスクもあります。自身で駆除から掃除まで行う方は十分に注意してください。

【害獣駆除・退治のポイント】行政に相談すれば協力してくれる可能性がある!

タヌキの駆除・退治は手間がかかるうえに、市販のアイテムでは限界があります。また、タヌキの中にはヒゼンダニが寄生して個体もおり、駆除している最中にタヌキに触れてしまえば疥癬症にかかる危険性もあります。

そのためタヌキの駆除にお困りの方は、行政に相談してみるのも一つの手です。自治体によっては害獣駆除の専門業者や、タヌキの処分を代行してくれる業者を紹介してくれることもあります。

まとめ

タヌキは農作物を食い荒らす以外にも、騒音や悪臭、健康被害などさまざまな被害をもたらします。愛らしい見た目をしているからといって、油断は禁物です。

この記事では自分でできるタヌキの退治方法をご紹介しましたが、確実かつ安全に駆除・退治するには専門業者への依頼をおすすめします。

タヌキの駆除・退治の依頼をお考えの方は、害獣駆除をおこなう大帝リビングにご相談ください。害獣駆除の依頼も承っている大帝リビングなら、タヌキ駆除後の家屋の補修やリフォームも可能です。